患者さんの気持ちに配慮した
「おしり」の専門治療を心がけています。
ご来院いただいた患者さんのプライバシーを守るため、診察室の診療科名は伏せております。
状態に合わせて治療法を選択します。月夜野病院では状態の酷い痔の手術もできますので、他の医療機関で難しいと診断された方もご相談ください。
痔の疾患は大きく4つに分けられます。
肛門から少し中に入った部分が切れた状態のことです。便秘などによって、硬い便を無理に出そうとしてその刺激で切れることが多いですが、慢性的な下痢によっても起こることがあります。便秘がちな女性に多いとされています。
排便時に激しい痛みと出血があり、排便後もしばらくの間痛みが続くこともあります。
肛門にいぼ状のはれができる状態です。
主に排便時のいきみや便秘などによって、肛門部に負荷がかかることで直腸肛門部の血液循環が悪くなり毛細血管の集まっている静脈叢がうっ血して、はれ上がることで起こります。歯状線をはさんで肛門の内側にできるものを内痔核、外側にできるものを外痔核と呼びます。
痛みはほとんどなく、排便時の出血や肛門から脱出して気がつくケースが多く、肛門から飛び出してくる感じや異物感があります。
直腸と肛門周囲の皮膚をつなぐトンネルができる痔のことです。肛門周囲に膿がたまる「肛門周囲膿瘍」が進み、慢性化すると痔瘻になります。
肛門の周囲が腫れて痛み、38°C以上の発熱を伴うこともあります。痔瘻まで進むと、膿が出て下着などが汚れることがあります。
内痔核が大きくなり、排便のときなどに肛門の外に出ることを脱肛といいます。また、直腸が脱出することもあります。
症状が進行すると、痛みや出血などの症状が現れるようになります。
放置すると戻らなくなります。
ひどくなる前に
受診して治療をはじめましょう。
鼠径部とは脚の付け根の部分のことをいい、ヘルニアは体の組織が正しい位置からはみ出てしまう状態を言います。そけいヘルニアは、お腹の筋肉の弱いところから、腸が腹膜と共に皮膚の内側に出てしまう病気です。病気ではありますが、良性疾患ですので早期に治療を行なうことで、通常の生活を送ることができます。
メッシュを用いた手術を選択しています。1泊入院での手術が可能です。
メッシュプラグ(株式会社メディコン)
鼠径部のヘルニアで腫れている所の、少し上を斜めに約4cm切開して手術を行ないます。
ヘルニアに前方から近づき、ヘルニア内容をおなかに押し戻してから、ヘルニアの出口に前からメッシュを挿入します。
円錐形にしたプラグと呼ばれるメッシュをヘルニアの穴に挿入し、補強する手術法です。
鼠径部に不快感や痛みを感じる。
※個人差あります。
立ったときや腹部に力を入れた時、鼠径部に柔らかい腫れを感じる。
指で患部を押すと引っ込む。
腫れが急に固くなり、おさえても引っ込まなくなる場合は緊急手術が必要です。(嵌頓状態)
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